生活スタイルを考える

ローンのために生活を犠牲にしては本末転倒

住まいは広いに越したことはありません。一部屋が広い、あるいは部屋数が多いマンションに住みたい、と願う人はたくさんいると思います。たとえば若い夫婦2人だけなら、lLDKか、少し広くて2LDKというところでしょう。

しかし、2LDKでも自分l人の空間は確保できるけれど、できればもう一部屋ほしいとなると、3LDKを考えることになります。

とはいえ、これは予算との相談です。マンションは同じ地域でも、広さにより価格が1000万円程度変わります。住宅ローンの毎月の返済や、共益費の合計が却万円を超えているなどということになっては、将来が不安です。

住まいのために生活を犠牲にしては、本末転倒です。必要最低限のスペースさえ確保できれば、金銭的にゆとりがあったほうが幸せではないでしょうか。

1人の空間は大人も子供も必要

「必要最低限のスペースさえ確保できれば、金銭的にゆとりがあったほうが幸せ」と述べました。では「必要最低限のスペース」とは、どれくらいの広さなのでしょうか。家は「安らぎの空間」です。ワンルームにl人で住むのならともかく、家族で住むのであれば、それぞれに「個の部屋」と、リビングなどみんなが集まる「共通の部屋」が最低限必要だと思います。

たしかに昔は子だくさんで、1つの部屋で家族が重なるように生活していました。しかし、賛沢に慣れた私たちにそれはムリです。どんな小さな部屋でもいいから、1人で電話をしたり本を読んだり、テレビを見たりする空聞がなければ、ストレスがたまってしまいます。たとえば、夫婦に子供が2人ならば、最低でも3つの個室に1つのリビングがほしいところです。

中古マンションの買い換えの動機を調べると、子供が成長したからというケースが多く見られます。これは言い換えれば、子供用の個室がないからということです。

ですから、中古マンションを買うときは「これでガマンできる」と安易に考えて、必要なスペースに満たない物件を選ばないようにするのが大切です。必ず「やっぱり狭い、部屋が足りない」ということになります。

それぞれの生活スタイルを考えて、最低限のスペースは絶対に確保しましょう。極端な予算削減は、毎日の暮らしをつらいものにしてしまいます。