そのダイヤモンド、本物ですか?

平均的な人が1冊のビジネス書を読んだ後に覚えていられる概念は3つから5つにすぎないと、誰かに言われたことがある。たったの3つから5つだ!なのに、この本ではすでに何十個もの概念が出てきている。ではどれが記憶に残って、どれが忘れ去られてしまうのだろうか。これは認めたくない言葉だったが、最近読んだ本のことを思い返してみると、自分でも1冊の本の中に出てくる概念を3つ覚えていれば運がよいほうだと認めざるをえなかった(私はいつも、自分が平均的な人間だとわかっている)。

きて、私はこの本を使って平均的な人間の読解力に変化を起こせるなどとは期待していなしヨ。また、この本を読んだ後、あなたが内容をすっかり忘れてしまったとしても気にするつもりはまったくない。だが、もしこの章の考え方を覚えてくれないなら、私はがっかりするだろう。実際、たとえこの本の中の他のことは一切忘れてしまってもいいから、乙の章の内容だけは覚えておいでしょっちゅう参照してほしいと願っている。私がこのページ以降で明かすやり方をマスターするなら、賃貸物件の投資家としてのあなたの人生は、無限に楽になっていくからだ。無限にだ!

きちんと準備をしたからこそ、このビジネスで成功できるというのは本当だ。それこそが、この本のこれまでの各章のメッセージであり目的でもある。しかし、あなたがいくら準備をしても、ダイヤモンドとキューピックジルコニアとを見分けることができなければ、わずか数秒で人生に大惨事を引き起こすことになりかねない。つまりそれは、悪い取引の署名欄に自分の名前をサインするときだ。

たしかにそれはとても恐ろしいことのように聞こえる。しかし、良い取引と悪い取引を隔てるグレイゾーンというのはほとんど存在しない。そして私にとっては、そのあいまいな部分さえはっきりと白か黒かに分かれる。取引には良いか悪いかしかなく、幸いなことに悪い取引を見分けるのはやさしい。それは単に、数字のつじつまがあわない取引だ。言い換えれば、悪い取引では、予想されるキャッシュフロー一一収入から総支出を差しヲ|いたものが低いか、マイナスになっている。

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*